こんにちは、なおです。
映画のビリギャルって見たことありますか?
ざっくりどんな映画かというと、
学年で成績ビリのギャルが
1年半の猛勉強をして慶應義塾大学に
現役合格した話ですね。
この映画は2015年に公開されたのですが
僕は当時大学生で映画館に見にいったのを
覚えています。
やる気をもらえるいい話でしたね。
興味ある人はAmazonプライムとかで
見てみてください。
今回は映画のレビューじゃないので
ビリギャルの話はこの辺でやめときます笑
で、今回のメインテーマは、
慶應義塾大学のビジネスが優秀すぎるので
その構造を丸裸にしてみる。
というものです。
慶應ってよく聞くと思いますが
実はあれって、大学だけじゃないんですよね。
慶應は一貫教育がなされているので
まず慶應の幼稚園があって、
続いて小学校、中学校、高校、
そして最後は慶應義塾大学。
という構造になってます。
学力に問題がなければ基本的にエスカレーター式に
進学できるので、慶應幼稚舎からスタートして
小中高大と進んでいけます。
ですが、問題は学費です。
幼稚園から、小中高大まで全て慶應に進んだ場合、なんと
2220万円
2220万円も学費がかかるらしいです。
つまり、慶應幼稚舎から大学まで
ずっと慶應に通ってくれる場合は
「客単価が2220万円」になるよってこと。
やばくないですか。
僕のメルマガの中では話してるのですが
客単価が高いビジネスは、マジで儲かりやすいです。
だって同じ1億を稼ぐにしても、
慶應だったら5人集めたら1億超えますよね。
(2220万×5人=1.1億)
でも、1個100円の商品で1億円稼ごうと思ったら
100万個も売らないといけない...
考えただけでしんどいです。
これはビジネスをする上で超重要な概念なのですが
「儲かりたかったから、客単価を高めよ」
というのが原則です。
例外はありません。
この原則を守って商売をしているのが
慶應なのです。
50人入学すれば11億
100人入学すれば22億
1000人入学すれば220億...!!
とんでもない金額が動いています。
これだけ潤沢なお金があれば、
教育設備を強化したり
良い先生を招いたりできるので、
学校教育のレベルも上がります。
そして、教育のレベルが高いと評判になれば、
お金に余裕の家庭なら我が子を慶應幼稚舎に入れたい。
と思うので、さらにお金が集まる。
事業に使えるお金がたくさんある
↓
良い教育と環境を提供できる
↓
慶應はいいぞ!と評判になる
↓
生徒が集まる=お金が集まる
↓
良い教育と環境を提供できる
↓
さらに評判になる
:
という好循環に突入できます。
この天才的なビジネス基盤は
誰がどのようにして作ったのか?
・・・それは
旧1万円札の顔として知られる
福沢諭吉です。
彼こそ、慶應義塾大学の生みの親であると同時に
明治時代からコンテンツビジネスをやっていた
天才的マーケターでもあります。
「学問のすゝめ」ってありますよね。
これは明治時代に福沢諭吉が書いた本で、
本は文字で書かれていますから
”文章コンテンツ”です。
で、『学問のすゝめ』が
何のために書かれたのかというと
国民一人一人に
知識を身につけさせて
国を発展させたかったから
なんです。
福沢諭吉はアメリカやヨーロッパへの留学経験から
欧米が発展するのは
「国民が学問を学んで実践しているからだ」
と確信していた。
でも、当時の日本は「士農工商」という身分制度が
残っていて学問を学べるのは一部の特権階級にしか
許されてなかったんです。
だからこそ福沢諭吉は
欧米に日本が追いつき追い越すためには
国民全員が学問を修めるべきだ!
そしてこの考えは近代化には必須なのだ!
ということを全国民に伝えるために
学問のすゝめを書いたのです。
ちなみに、この学問のすゝめって本ですが
当時えげつないくらい売れました。
明治5年から明治9年の5年間で
全17編あるこの本は
なんと340万部も売れてます(笑)
明治初期の人口は3500万人くらいだった
と言われているので
10人に一人は買って読んでた計算です。
当時の本は貴重で高価なのでは?
と思うかもですが、意外とそんなことなくて
1冊8銭、現代だと大体2000円で
売られてたらしく、庶民でも普通に買える値段でした。
この価格にも裏話があって、
福沢諭吉は学問の大事さと
教育の重要性を国全体に広めるために、
多くの人でも買える価格にした。
と言われてます。
だからこそあんなに売れたんです。
学問のすゝめというコンテンツを通して
「学びましょう」「勉強大事ですよ」
という思想を広めたおかげで
のちに設立した慶應義塾にも
入学する生徒が殺到しました。
当時の学費は月1円=現在の3万円くらい
だったので、決して安くはない金額です。
でも有料にしたことで教育の質を高めつつ
意欲のある学生だけを集めることができました。
福沢諭吉がマジで賢いと思うのは
「学問は投資だ」という考えを持っていて
その考えも布教したことで
”勉強には金がかかって当然である”
と思ってもらうことができたし
無料だと人は真剣に学ばないから
有料にした方が本気度上がるよね?
という今のビジネス界隈で当たり前
とされる価値観を持っていたことに
僕は驚愕してます。
福沢諭吉が行ったマーケティングをまとめると
学問のすゝめを安く販売した
↓
庶民の多くが本を読めた
↓
教育を受けるのが大事という価値観を
国民が持つようになった
↓
より深く学問を学べる慶應義塾を開いた
↓
本のおかげで、集客が簡単にできた
という流れです。
この流れは、
『事前に売りたい商品の必要性を
伝えておいてから商品を売る』
という現代のマーケティングでも
よく使われる方法です。
明治時代からこの手法を実践していた
と考えると、思想家とか教育家というよりも
彼は「優れたマーケター」だった。
というふうに僕は思います。